1. 概要
F-5-5 は F-5 永住権 26 種類のうちの一つです。本ページでは申請書類と資格要件を詳しく案内します。F-5-5は、D-8(企業投資)ビザ保持者が韓国での法人投資実績と所得要件を満たすことで永住権を取得できるルートです。外国人直接投資(FDI)を通じて韓国経済に貢献した外国人投資家を対象としており、投資金額と所得の両面から審査が行われます。
D-8ビザは外国人が韓国法人(주식회사・유한회사等)を設立または出資することにより取得できる在留資格です。F-5-5永住権取得には、このD-8資格での3年以上の滞在に加え、投資金3億ウォン以上の維持と年間所得1億ウォン以上の証明が必要となります。投資家としての継続的な事業実績が評価される永住権類型であり、申請前の綿密な書類準備が不可欠です。
2. 資格要件(基本)
F-5-5の基本的な資格要件は以下の通りです。詳細条件については「6. D-8投資家の取得条件」セクションをご参照ください。
- 有効なパスポートと外国人登録証
- D-8(企業投資)ビザで3年以上の合法的な韓国滞在
- 外国人投資金3億ウォン以上の継続的な維持
- 年間所得1億ウォン以上(근로소득・배당소득・사업소득の合計可)
- 納税義務の完全履行(国税・地方税とも未納なし)
- 出入国法違反・犯罪経歴がないこと
F-5-5は投資金額と所得の両方を証明する必要があるため、申請前に2〜3年間にわたって財務記録を整えておくことが非常に重要です。法人の決算書類、外貨入金証明、納税証明書を年度ごとに適切に保管しておくことが審査通過の近道です。
3. 必要書類(概要)
F-5-5の書類は投資・法人関連書類が中心となります。詳細な書類リストは「7. 書類完全リスト」セクションをご参照ください。以下は主要書類の概要です。
4. 進行手続き(概要)
F-5-5申請の主な流れは以下の5ステップです。詳細は「9. 申請プロセスと審査ポイント」セクションをご参照ください。
- 専門家による無料相談と投資金額・所得要件の事前確認
- 法人関連書類・財務書類・外貨入金証明等の収集と整理
- 管轄出入国・外国人庁窓口への申請書類一式提出
- 審査期間(3〜6ヶ月)中の追加書類対応・事業実態調査への協力
- 許可決定後、F-5永住権が記載された外国人登録証の新規発行
5. よくある質問
Q. F-5-5の処理期間はどれくらいかかりますか?
Q. 投資金3億ウォンは法人設立時の払込資本金ですか?
Q. 年間所得1億ウォンはどのような所得が含まれますか?
Q. 相談料はかかりますか?
F-5-5永住権の取得条件:D-8投資家ルート
F-5-5は、D-8(企業投資)ビザに基づく外国人投資家専用の永住権ルートです。外国人直接投資(FDI)制度のもとで韓国法人を設立・運営し、一定の投資規模と所得水準を維持していることが条件となります。以下の要件をすべて満たす必要があります。
- D-8ビザで3年以上の合法的な韓国滞在:D-8(企業投資)在留資格を維持しながら、継続して3年以上韓国に滞在していること。他のビザ種別への変更期間は通算できません。
- 投資金3億ウォン以上の継続的な維持:외국인투자촉진법(外国人投資促進法)に基づくFDI登録企業として、3億ウォン以上の외화投資金を維持していること。申請時点での法人登記簿上の払込資本金だけでなく、外貨入金証明書による実質的な投資実績が審査の対象となります。
- 年間所得1億ウォン以上:申請前の直近1年間(または直前事業年度)における所得合計が1億ウォン以上であること。근로소득・배당소득・사업소득の合算が認められます。国税庁発行の소득금액증명원で証明します。
- 納税義務の完全履行:국세(법인세・부가가치세等)および지방세(지방소득세等)のいずれにも未納・滞納がないこと。납세완납증명서(納税完納証明書)で確認されます。
- 출입국관리법 위반なし・犯罪経歴なし:韓国国内外での重大な犯罪歴がないこと。불법취업・불법체류等の出入国法違反歴がないこと。
F-5-5申請書類の完全リスト
F-5-5申請に必要な書類は「共通書類」「法人・投資関連書類」「所得・納税書類」に分類されます。以下の表で全体像を把握してください。
※ 審査官の判断により追加書類が要求される場合があります。特に法人の実態に関する補充書類(임대차계약서、직원현황、거래명세서等)の準備も強く推奨されます。書類の不備は審査期間の長期化につながるため、申請前に行政書士によるチェックを受けることをお勧めします。
F-5-5の投資金額・所得要件の計算方法
F-5-5の核心的な数値要件である「投資金3億ウォン」と「年間所得1億ウォン」の計算方法は実務上しばしば混乱が生じるため、正確な理解が重要です。
- 投資金3億ウォンの計算基準:外국인투자촉진법(外国人投資促進法)に基づくFDI登録上の外貨入金累計額が基準です。法人設立時の初期投資に加え、その後の증자(増資)分も合算されます。ただし、韓国国内で調達した借入金や국내송금은 原則として外貨投資金には含まれません。외국환거래은행(外国為替取引銀行)が発行する외화입금증명서に記載された金額が審査上の投資金額となります。
- 年間所得1億ウォンの計算基準:国税庁に申告された直近事業年度(または직전年度)の소득금액 합계가 기준입니다。근로소득(法人からの役員報酬等)、배당소득(法人からの配当)、사업소득(個人事業の収入等)を合算できます。申請時点での所得金額証明書(소득금액증명원)に記載された合計額が審査に使用されます。
- GNI比較基準:法務部ガイドラインでは「국민총소득(GNI)の3倍以上」を所得の参考基準として挙げることがあります。2024年基準のGNIが約4,300万ウォン程度であるため、その3倍=約1億2,900万ウォン以上が目安とされる場合があります。ただし、1億ウォンが法定下限値であり、GNI基準は審査の際の加点・減点要素として考慮されます。
F-5-5申請プロセスと審査ポイント
F-5-5の申請は、申請者の住所地を管轄する出入国・外国人庁に直接行います。法人の본점所在地ではなく、申請者(外国人)の居住地管轄が基準となる点に注意が必要です。
- 事前要件確認(1〜2週間):D-8滞在期間の累計、投資金額の確認、直近の所得申告状況の点検を行います。外貨入金証明書の取得には時間がかかる場合があるため、早めに銀行に依頼します。
- 書類収集・準備(2〜4週間):法人関連書類(登記簿・財務諸表)、外国人投資企業登録証、外貨入金証明書、所得・納税証明書を揃えます。財務諸表は공인회계사의 감사보고서가 添付されていることが多く、その取得に時間を要する場合があります。
- 申請提出(申請日当日):管轄出入国・外国人庁窓口に予約の上、書類一式を提出します。受理後、처리기간 안내 통지를 受け取ります。
- 審査期間(3〜6ヶ月):F-5-5は事業実態(法人の実際の営業活動、雇用実績、거래 실적等)の調査が含まれるため、審査が厳格化する傾向にあります。法務部や出入国庁の담당자(担当者)から追加資料の提出要請が入ることがあります。
- 실태조사(実態調査)への対応:特に法인의 영업실태(事業の実態)に疑義がある場合、担당 조사관(担当調査官)が法人の事業場を実地訪問する場合があります。事業実態の証拠書類(거래명세서・매출전표・직원 급여명세서等)を準備しておくことが重要です。
- 永住権発給:許可決定後、F-5在留資格が付与されます。以後はビザの갱신(更新)手続きが不要となり、취업 제한도 撤廃されます。
F-5-5不許可理由と対策、取得後の事業継続
F-5-5の不許可事例の主なパターンと、取得後の投資金・事業継続に関する重要事項を説明します。



